update 3/31/2019
株主優待の節約戦略として、株価変動の影響を受けずに株主優待を取得する方法(つなぎ売り・クロス取引)を考えます。
「じゃあ、その日に買って、次の日に売ればいい?」
ところが、世の中そんなに甘くありません。同じことを考える人が多いので、権利付最終日の翌日はだいたい株価が下落します(もちろん、市況によっては株価が上がることもありますが、不確定要素が多いです)。
たとえば、権利付最終日に10,000円で株を買っても、翌日に株価が9,000円になったら、1,000円損することになってしまいます。株主優待がもらえても、株で大きく損をしたら意味がありません。
ここで使えるテクニックが、空売り・信用売りです。
ふつう、株は買ってから売ります。当たり前ですよね。世の中、服でも家でも車でも、まず買って、後で売ります。株式も同様です(ちなみにまず買って後で現金を払うという、ツケのような買い方もできます。これを信用買いといいます)。
ですが、株式は、それだけではなく、特別な買い方ができます。
実は、先に売って、後から買うこともできるのです。これを空売り・信用売りと言います。このテクニックを使えば、株価が下落したときに利益を出すことが可能です。
10,000円で株を買うのと同時に、10,000円を空売りしたらどうなるでしょうか? 10,000円で買った株は1,000円損します。ですが、10,000円を空売りをした分は1,000円儲かります。
つまり、あわせると、±0! 株価変動のリスクなしで株主優待の権利を獲得することができるのです。これが、つなぎ売りやクロス取引と呼ばれるテクニックです(ただし、手数料や税金はかかります)。
「ノーリスクで株主優待なんて、なんかあやしい……?」
いえいえ、つなぎ売りやクロス取引は、証券会社も公式ウェブサイトで紹介している方法なんです。
実際に私が取得した株主優待はこちらです。具体的にいくらかかるのかも公開しています。みなさんも、つなぎ売り・クロス取引で株主優待を株価変動の影響を受けずに取得して、節約をしてみてください。
株主優待の節約戦略として、株価変動の影響を受けずに株主優待を取得する方法(つなぎ売り・クロス取引)を考えます。
株主優待の取得方法
まず、株主優待を取得方法を確認します。会社ごとに「権利付最終日」という日が年に1、2回程度あります。その日に株を持っていれば、翌日(権利確定日と言います)以降に売っても株主優待を受けられます。「じゃあ、その日に買って、次の日に売ればいい?」
ところが、世の中そんなに甘くありません。同じことを考える人が多いので、権利付最終日の翌日はだいたい株価が下落します(もちろん、市況によっては株価が上がることもありますが、不確定要素が多いです)。
たとえば、権利付最終日に10,000円で株を買っても、翌日に株価が9,000円になったら、1,000円損することになってしまいます。株主優待がもらえても、株で大きく損をしたら意味がありません。
ここで使えるテクニックが、空売り・信用売りです。
ふつう、株は買ってから売ります。当たり前ですよね。世の中、服でも家でも車でも、まず買って、後で売ります。株式も同様です(ちなみにまず買って後で現金を払うという、ツケのような買い方もできます。これを信用買いといいます)。
ですが、株式は、それだけではなく、特別な買い方ができます。
実は、先に売って、後から買うこともできるのです。これを空売り・信用売りと言います。このテクニックを使えば、株価が下落したときに利益を出すことが可能です。
つなぎ売り・クロス取引
このテクニックを応用してみましょう。10,000円で株を買うのと同時に、10,000円を空売りしたらどうなるでしょうか? 10,000円で買った株は1,000円損します。ですが、10,000円を空売りをした分は1,000円儲かります。
つまり、あわせると、±0! 株価変動のリスクなしで株主優待の権利を獲得することができるのです。これが、つなぎ売りやクロス取引と呼ばれるテクニックです(ただし、手数料や税金はかかります)。
「ノーリスクで株主優待なんて、なんかあやしい……?」
いえいえ、つなぎ売りやクロス取引は、証券会社も公式ウェブサイトで紹介している方法なんです。
オススメの証券会社
手数料をできるだけ抑えてつなぎ売り・クロス取引をするなら、SMBC日興証券をオススメします。なぜなら、日興イージートレードの信用取引手数料が無料だからです(ダイレクトコースの場合)。いくら買っても、いくら売っても、いつでも無料なのです。つまり、SMBC日興証券で、信用買い+信用売りをすれば、手数料がタダになり、かかる費用は貸株料などだけですみます。具体的には、以下の通りです。 まず、権利確定日より前に、信用買い+信用売りを同時にします。たとえば、夜の間に注文を出しておくと、9時の市場オープン時に信用買い・信用売りが同時に=同じ値段で約定します。 次に、約定すれば、信用買いした分のお金を払って現物株にします。これを「現引」といいます。つまり、ツケで買っていた株のお金を払うことです。現引の手数料も無料です。 なぜ最初からふつうに株を買わずに信用買いをするのか? それは、SMBC日興証券の場合、現物買いは手数料がかかりますが、信用買いだと手数料が無料だからです。 そして、株主優待の権利確定日に、現物株と信用売りを相殺して(=信用売りで借りている株を持っている株で返して)、取引を終了します。これを「現渡」といいます。現渡の手数料も無料です。 なお、本ページの例は、「一般信用取引」の場合です。「制度信用取引」だと、逆日歩というコストがかかることがあるので、(少なくとも慣れるまでは)オススメしません。 また、配当落ち調整金の差額については、確定申告などで返ってくる場合があるので、このブログでは度外視しています。 |
実際に私が取得した株主優待はこちらです。具体的にいくらかかるのかも公開しています。みなさんも、つなぎ売り・クロス取引で株主優待を株価変動の影響を受けずに取得して、節約をしてみてください。